破れた障子をプラスチック障子に張り替えてみた。その利点と欠点。

最近、子供達に障子を無残に破かれた。

しばらく放置していたのだが、日に日に被害が広がり、和室が外から丸見えな状態が嫌なので、子供に簡単に破られない障子を探していた。

そこで出てきたのが、プラスチック障子である。


謳い文句には、破れにくく、ペットの引っかき傷にも強い。

汚れても水拭きすることができる。

冷暖房効果アップ!(通気性のある障子紙との比較)

UVカット加工により、紫外線を約95%カット。

とあった。


普通の障子紙と比べて破れにくいと言うので、試しに一枚だけ張り替えてみる事にした。


チビ達に邪魔されない様に、旦那に遊んでもらっているうちに作業開始!

まず通常の張り替えと一緒で、障子を剥いでノリも濡れ布巾等で綺麗に落とす。

プラスチック障子を枠に合わせてカット。

枠をしっかり乾かしたら、専用の両面テープを説明書を参考に貼り付ける。

両面テープの剥離紙を剥がしたら、皺が出来ないように慎重に障子を張る。


慣れない作業に1時間以上奮闘し、ようやく張り替えて完了!

何とか綺麗に張れた。


プラスチック障子は、見た感じだけだと普通の障子とあまり変らない。

触ると厚みがあり硬く、やはりプラスチックっぽい感じはある。

さてこれで本当に破かれないのか…。


子供達が入ってきて、早速新しい障子を手でバンバン叩き出し焦る。

「ちょっと!張り替えたばかりだから止めてよ!!」

焦る私を気にせずにバンバン。

しかし破れる事はなくちゃんと張られたままである。

おお、これは丈夫だ!

破かれる事なく過ごせそうだと一安心。

紫外線もカットされる様だし良いじゃないかとルンルンしていた。


その2日後、プラスチック障子を張った障子に次男が勢いよく手を突いた。

バリっ!!!

良い音がしたので慌てて見てみると、障子は破れておらず、皺が出来ていた。

破れてはいないが、良く見ると半分くらい一気に剥がれている。


あぁ、破れないかもしれないけど、剥がれるのね…。

剥がれると一気に行くのね。

貼ってまだ二日。

取り敢えず、もう一度障子を枠に押し付けて貼り直す。


今回わかった事は、プラスチック障子は強度もあって簡単に破れないが、衝撃で剥がれると言う事。

通常の障子よりもコストが高いが、UVカットや冷暖房効果アップなど嬉しい効果があって機能は優れているので、ひどい暴れ方をしないお宅であれば十分な効果を発揮してくれそうだ。


取り敢えずうちは、ちまちまと補修しながら現状維持のままで過ごそうと思う。